ALSは、脳からの指令を筋肉に伝える運動神経が何らかの原因で損なわれる病気です。
健康な人は「口や手を動かしたい」と考えれば、その通りに動かせます。
これは脳からの指令(信号)が運動神経を伝わって、隅々の筋肉に到達するからです。
しかし、運動神経が損なわれると脳からの指令が伝わらなくなるので、思い通りの動作が次第にできなくなり、筋肉がやせ細っていきます。ただし、筋肉そのものが損なわれるわけではなく、あくまで運動神経が損なわれる結果として筋肉が弱るのです。