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6. ALSの診断と検査

-ALS診断に至るまで(現状)-

ALSは、脳神経内科で確定診断されます。
しかし、患者さんの多くが、初期症状の特徴から、初診で一般内科、整形外科または耳鼻咽喉科などを受診する現状があります。
特に、早期では他の病気との区別がつきにくいため、1ヵ月経っても症状が良くならないようであれば再受診するか脳神経内科医に相談してください。
ALSの特徴は、症状が進行性であり、症状の発生部位が全身に広がる点です。

【初期症状を自覚したALS患者さんが最初に受診した診療科】
初期症状を自覚したALS患者さんが最初に受診した診療科

Kano O et al.: BMC Neurology, 13: 19, 2013


—ALSの検査—

脳神経内科では、目、顔や手足の動き、ハンマーを使った腱反射、バランスや感覚の異常の有無を診察し、運動神経がどの程度ダメージを受けているかを確認します。

ALSの検査:①眼、顔や手足の動きを確認

ALSの検査:②ハンマーを使った腱反射

ALSの検査:③バランス感覚





ALSが疑われると、運動神経のダメージの程度を見るための筋電図検査や、よく似た病気を除外するための検査、たとえば、脊髄のMRI検査などを受けます。

更に詳しいALSの検査:①筋電図検査

筋電図検査

更に詳しいALSの検査:②MRI検査

MRI検査


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