2021.8.1
- おでかけ
- ライフスタイル
有名観光地と名物料理を
楽しむツアー
〜北米編〜
⑤ハワイ
世界を旅するALSレストラン vol.2
レシピ提供:
楽しむツアー
〜北米編〜
ハワイ州政府観光局によると、ハワイを訪れる日本人は157万人(2019年時点)と、アメリカ本土からの観光客に次いで断トツに多いそうです。ハワイは「常夏の島」と呼ばれる通り、年間の平均気温は24度で2月でも日本の6月と同じくらいの温かさ。湿度は低く、季節を問わず過ごしやすいのが特徴です。
一時的なスコールが多く、よく虹が見られることから「レインボーステイト(虹の州都)」とも呼ばれ、二重に虹がかかる「ダブルレインボー」、ごくまれに「トリプルレインボー」に遭遇することがあります。
ハワイは美しいビーチだけでなく、離島に残る手つかずの自然や神秘的な景観も見どころ。ショッピングやグルメスポットも充実していて、何度でも訪れたくなる奥深い魅力があります。
- 目次
【ホノルル】グルメもショッピングも楽しめる世界的に有名なビーチリゾート
ハワイ王国の首都が置かれていたホノルルは、オアフ島の南東部に位置するハワイ州最大の都市。世界的に有名なビーチリゾートであるワイキキは東西約3kmに渡って多くのホテルやショップが立ち並び、観光向けのトロリーが行き交います。海は一年中穏やかで、マリンアクティビティを楽しめるだけでなく、散策したり読書をしたりと思い思いの時間を過ごすことができます。
ハワイ王朝ゆかりの地であるダウンタウンはワイキキの西側。アメリカ唯一の宮殿である「イオラニ宮殿」、ハワイ全島を統治したカメハメハ大王像が建ち、かつての栄華を伝えます。隣には国家歴史登録財に指定されているチャイナタウンがあり、中華だけでなく韓国、ベトナムなどのアジア料理も堪能できます。 ダイヤモンドヘッドの東側には、セレブの別荘が並ぶ高級住宅街のカハラがあります。100軒もの店舗が入る「カハラモール」は、落ち着いた雰囲気で、のんびりショッピングをしたい人におすすめです。島内を効率よく移動したいときは、レンタカーを利用してもいいでしょう。日本で予約できるのも便利です。
【離島】約132の島々からなるハワイは大自然の宝庫
ハワイの玄関口はオアフ島ですが、ハワイ州には約132の島々があり、このうち面積の99%を占めるのが主要8島のオアフ、ハワイ、マウイ、カウアイ、ラナイ、モロカイ、ニイハウ、カホオラヴェ。無人のカホオラヴェ島と、ロビンソン一家が所有しているニイハウ島は入島が制限されています。
ハワイ州全体の約6割を占めるハワイ島は「ビッグアイランド」とも呼ばれ、地球でもっとも活発なキラウエア火山や天体観測地として人気のマウナ・ケア山があります。カメハメハ1世が誕生した島でもあり、王族が暮らしたワイピオ渓谷は「王家の谷」と名付けられ、多くの神話も残されています。 このほかハワイ最古の島、カウアイ島は「庭園の島」とも呼ばれ、絶景広がる渓谷、大瀑布と壮大な自然が目白押し。「ジュラシックパーク」など、映画のロケ地としても有名で、「太平洋のハリウッド」とも呼ばれています。
世界有数のリゾートのおもてなし
世界有数のリゾート地であるハワイ。特にオアフ島のホノルルは世界中から多くの観光客を迎えており、バリアフリーも充実しています。ホノルルは電車が走っていませんが、市バスや旅行会社等のトロリーバスが街中を多く走っています。その多くが車いすの乗降をリフトで対応してくれます。 またハワイといえばビーチでゆっくり過ごすことも楽しみのひとつです。ワイキキビーチをはじめとする様々なビーチではビーチマットが敷かれていて車椅子でもビーチまで容易にアクセス出来ます。いくつかのビーチではビーチ用の車いすを無料で貸し出してくれます。
ハワイの朝ごはんといえば、ふわふわしっとり「パンケーキ」
ハワイのローカルたちにとってパンケーキは定番の朝食のひとつ。日本のパンケーキブームも、生クリームやフルーツがたっぷりのったハワイの人気店のメニューがきっかけといわれています。 現地ではベーコンなどサイドメニューとの相性も考え、塩けのあるタイプもポピュラーです。ふわっとした口当たりと軽い甘さは、食べ飽きることがありません。
ALS患者さん向け
アレンジレシピ
スフレパンケーキ
ホイップ&ベリーソース
ハワイの朝食の定番、パンケーキをスフレ風にアレンジ。ホイップとベリーソースでカロリーも摂れ、飲み込みやすくなります。
栄養価(1人分)
- エネルギー
- 467 kcal
- たんぱく質
- 10.2 g
- 脂質
- 28.4 g
- 炭水化物
- 40.6 g
- 食物繊維
- 0.9 g
- 食塩相当量
- 0.5 g
材料(1人分)
- 卵黄(1人Lサイズ1個分)
- 1個
(18 g)
- サラダ油
- 大さじ1/2
(6 g)
- 牛乳
- 大さじ1
(15 g)
- A薄力粉
- 20 g
- Aベーキングパウダー
- 小さじ1/4
(1 g)
- 卵白(1人Lサイズ1個分)
- 1個分
(40 g)
- 砂糖
- 大さじ1と1/3
(12 g)
- バター
- 小さじ1
(4 g)
- トッピング
- いちご
- 30 g
- 砂糖(いちご用)
- 大さじ2/3
(6 g)
- ホイップクリーム
- 30 g
- ミント(あれば)
- 適量
作り方
- (1)いちごは5mm角に切って耐熱容器に入れ、砂糖と合わせます。電子レンジ(600w)で1分半加熱し、スプーンで軽く潰します。
- (2)大きめのボウルに卵黄、油と牛乳を入れて泡立て器で混ぜます。Aを振り入れて均一になるまで混ぜ合わせます。
- (3)別のボウルに卵白を入れ、砂糖を3回に分けて加えながらハンドミキサーの高速モードで角が立つまで撹拌し、メレンゲを作ります。
- (4)2のボウルに1/3量のメレンゲを入れて合わせてから、残りを加えてさっくりと合わせます(※マーブル状でOKです)。
- (5)弱火で熱したフライパンにバターを溶かして全体に薄く広げます。4の生地の半量を1人3枚になるようにまず流し入れ、残りを上にのせて高さを出します。
- (6)小さじ1の水(分量外)を加えて蓋をします。焼き色が付いたら裏返し、また蓋をして焼き色が付くまで蒸し焼きにします。
- (7)器に盛り、ホイップクリーム、1のベリーソース、ミントをトッピングします。
- ※加熱時間は1人分の目安です。
料理を作る際の注意点
- ●当サイトのレシピは、「ユニバーサルデザインフード区分2」程度となるよう、0.3cm~1cm角切りを目安に作成しています。より嚥下が困難な患者さんには「さらに細かく切る、つぶす、すり鉢でする、ミキサーでペースト状にする」など、患者さんの状態にあわせて対応してください。また、少量のものはミキサーよりも、すり鉢の方が使いやすいこともあるので、食材により使い分けてください。
- ●ミキサーでペースト状にする際、固体だけのものは、水やだし汁を少量加えてミキサーにかけてください。うまくなじまないときは、市販のとろみ剤を水かだし汁に加えて作った「とろみあん」を加えてミキサーにかけてください。
本コンテンツの情報は公開時点(2021年8月1日)のものです。