2021.8.1
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- ライフスタイル
有名観光地と名物料理を
楽しむツアー
〜北米編〜
①ニューヨーク
世界を旅するALSレストラン vol.2
レシピ提供:
楽しむツアー
〜北米編〜
世界の流行発信地であるニューヨークは有数の観光都市でもあり、2019年には年間6660万人もの観光客が訪れました。主な見どころはマンハッタン島に集結していて、島内は摩天楼を眼前にするミッドタウンを始め、高級住宅街のアップタウン、黒人文化が根付くハーレム、移住者が多く住み歴史あるダウンタウン、経済の中心地であるロウアー・マンハッタンなど表情の異なるエリアが連なります。
イースト川を挟んだマンハッタン島の東側には、音楽や美術、文学などのさまざまな文化、民族が集まるブルックリンもあり、メトロポリタン美術館など、訪れてみたくなるスポットが詰まっています。最新グルメ、ショッピングだけでなく、世界最高峰の美術館やミュージカル、音楽と多彩なカルチャーを肌で感じることでしょう。
- 目次
【自由の女神】内部への入場もできる巨大なシンボル
マンハッタン島の南に浮かぶリバティ島に築かれた「自由の女神」は、1886年に独立宣言100周年を祝してフランスが寄贈したもので、世界遺産にも登録されています。正式名称を「世界を照らす自由の像」といい、希望の象徴であるたいまつを右手に掲げ、左手には「1776年7月4日」と刻まれた独立宣言書を抱えています。
台座を含む全長は93mで、強風の中に立つ巨大な銅像を支える鋼鉄の骨組みは「エッフェル塔」の設計者でもあるエッフェルが考案。像はパリで完成した後に解体され、リバティ島へと輸送されました。 自由の女神像は内部に入ることが可能で、王冠や台座の展望台から景色を楽しめます。観光にはリバティ島行きのフェリーのほか、上陸せずに海上から自由の女神を眺められるクルーズ船もおすすめです。
【タイムズスクエア】ネオンの光あふれる世界の交差点
劇場ひしめくブロードウェイと7番街が交錯する三角地帯「タイムズスクエア」は世界の交差点とも称され、こうこうと輝く巨大なビルボード(看板)はニューヨーク名物のひとつです。中でも細長い高層ビル「ワン・タイムズスクエア」、チケットブース「tkts」の大きな赤い屋根の階段は、映画やテレビにもたびたび登場するランドマーク。ネオンきらめく夜景も美しく、昼夜問わず人通りは絶えません。周辺には有名ショップやレストラン、ホテルが数多く立ち並び、全米でもっとも観光客が集まる場所と言われています。
タイムズスクエアで行われる新年のカウントダウンは世界的に有名です。100万人以上が集まり、生中継は10億人が視聴するとも。ビル最上階には約5.4トンもの電飾のボールが掲げられ、新年の幕開けとともに莫大な量の紙吹雪が放たれます。 多様な人種が行き交う華々しい街並みに、日本とは異なる大都会の喧騒を体感することができるでしょう。
世界中の人々を迎え入れる“ビッグアップル”
経済やエンターテインメント、ファッションや国際政治の中心地ニューヨーク。歴史の古い街で、地下鉄も1904年開業であり、階段しかない駅も多くみられます。しかしながら、アメリカでは障害を持つアメリカ人法(Americans with Disabilities Act of 1990通称:ADA法)が1990年7月に成立しました。これによりアメリカ全土でバリアフリーの取り組みが必須となり、ニューヨークもバリアフリー設備の設置が急ピッチで進んでいます。 他の都市と同様にバスもスロープがあり、車椅子でも乗車が容易です。また最も有名な観光地「自由の女神」に向かうフェリーも乗船しやすく気軽に利用ができます。 世界有数のエンターテインメントの街、ブロードウェイの劇場も施設内に段差がなく、トイレも整備されていて楽しむ事ができます。
ニューヨーカーが愛する、トマトの「マンハッタンクラムチャウダー」
クラムチャウダーはアメリカ東海岸で生まれた、海岸で収穫した貝を使ったスープのこと。「チャウダー」は具だくさんのスープを意味します。 私たちが思い浮かべるミルクベースのチャウダーは、ニューイングランド式といわれ、マンハッタンではトマトとコンソメの旨味が効いた真っ赤なスープが主流です。トマトテイストになったのは、イタリア系の入植者が多かったことが理由だそう。ほどよい酸味があり、季節を問わずさっぱりいただけます。
ALS患者さん向け
アレンジレシピ
マンハッタン
クラムチャウダー
トマト味のマンハッタンクラムチャウダーをアレンジ。貝からだしをとり、贅沢な味わい。生クリームでトマトの酸味を抑えます。
栄養価(1人分)
- エネルギー
- 272 kcal
- たんぱく質
- 4.9 g
- 脂質
- 14.3 g
- 炭水化物
- 23.4 g
- 食物繊維
- 3.0 g
- 食塩相当量
- 1.4 g
材料(1人分)
- あさり
(砂抜き済・殻付きで100g) - 50 g
- A水
- 60 ml
- A白ワイン
- 50 ml
- 玉ねぎ
- 40 g
- じゃがいも
- 40 g
- にんじん
- 20 g
- バター
- 大さじ1/2
(6 g)
- 小麦粉
- 小さじ2/3
(2 g)
- Bトマト水煮
- 100 g
- B砂糖
- 小さじ1
(3 g)
- B顆粒コンソメ
- 小さじ1/3
(1 g)
- 生クリーム
- 大さじ1と1/3
(20 g)
- 乾燥パセリ
- 少々
作り方
- (1)じゃがいもとにんじん、玉ねぎは7mm角に切ります。
- (2)あさりとAをフライパンに入れて蓋をし、中火にかけます。貝が完全に開いたら、煮汁と貝に分けます。
- (3)鍋にバターを入れて弱火にかけ、1を加えてじっくりと炒めます。野菜がやわらかくなったら小麦粉を加えて炒めます。
- (4)小麦粉がなじんだらあさりの煮汁とBを加え、時々木べらでかき混ぜながら20分ほど煮込みます。
- (5)仕上げに生クリームを加えて沸騰直前で火を止めます。器に盛り、パセリを散らします。
- ※あさりの身は取り分けてから加えて、ご家族でお召し上がりください。
料理を作る際の注意点
- ●当サイトのレシピは、「ユニバーサルデザインフード区分2」程度となるよう、0.3cm~1cm角切りを目安に作成しています。より嚥下が困難な患者さんには「さらに細かく切る、つぶす、すり鉢でする、ミキサーでペースト状にする」など、患者さんの状態にあわせて対応してください。また、少量のものはミキサーよりも、すり鉢の方が使いやすいこともあるので、食材により使い分けてください。
- ●ミキサーでペースト状にする際、固体だけのものは、水やだし汁を少量加えてミキサーにかけてください。うまくなじまないときは、市販のとろみ剤を水かだし汁に加えて作った「とろみあん」を加えてミキサーにかけてください。
本コンテンツの情報は公開時点(2021年8月1日)のものです。