「ALSFRS-Rスコア 評価ツール」
監修:滋賀医科大学 脳神経内科 教授 漆谷真先生
愛知医科大学 神経内科 特命准教授 熱田直樹先生
ALS機能評価スケール改訂版(ALSFRS-R: The revised ALS Functional Rating Scale)は、ALS患者さんの日常生活を把握するために米国で作成された評価尺度です。
言語、嚥下、身の回りの動作、歩行などの12項目(0~4の5段階)で構成され、その合計点(0~48)で評価します。
手軽な評価法ではありますが、実際、評価&手動計算すると10分ほど時間がかかってしまいます。
ここでご紹介する「ALSFRS-Rスコア 評価ツール」は、12項目の評価を行えば、自動で合計点が表示されます。
ぜひ、ALS実臨床の場でお役立ていただければ幸いです。
注)胃瘻を使用している患者さんは、評価項目5では「(胃瘻あり)指先の動作」を選択して評価してください。
大橋靖雄, 田代邦雄, 糸山泰人, ほか:筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者の日常活動における機能評価尺度日本版改訂
ALS Functional Rating Scaleの検討.脳と神経. 2001; 53: 346? 355. より改変
5摂食動作:胃瘻の設置の有無により,いずれかの一方で評価する